損害賠償

ア 交通事故で被害を受けたのですが、損害賠償額はどのようにしてするのですか。
損害賠償は、被害者が受けた損害について賠償をさせるものですので、あなたが受けた損害について、賠償を請求することができます。

大きく分けて、損害には、事故によって必要になった支出に関する積極的損害と、得られたはずの利益が事故によって得られなくなったことに関する消極的損害、肉体的・精神的な苦痛に関する慰謝料があります。

積極的損害の代表的なものは、治療費・入院通院費、通院交通費、器具類購入費(義足、車椅子等)、物損です。また、被害者が亡くなった場合には、葬儀費用も損害になります。また、弁護士費用も損害に含まれます。ただし、裁判になった場合にしか認められないことが多く、また、実際に弁護士に支払った金額ではなく、損害額の1割程度の金額になります。

消極的損害の代表的なものは、休業損害です。被害者が亡くなった場合には、将来得ることができたであろう所得が、後遺症が発生した場合には、それによる減収分が、逸失利益として、損害になります。

慰謝料は、入通院した場合、後遺症が残った場合、死亡した場合に発生します。

イ 示談で気をつけることはありますか
多くの交通事故では、加害者と被害者が話し合いを行い、損害賠償等について示談を行います。

示談をしてしまうと、原則として、後で予想していなかった損害が発生しても、追加の損害賠償をしてもらうことができませんので、専門家に相談するなど、十分注意してください。

ウ 過失割合というのは,どういうものですか
交通事故には、多くの場合、両当事者に原因あります。こうした過失について、どちらの当事者にどれくらいの過失があるのかを割合で表したものを過失割合といいます。

加害者に請求できる損害賠償の金額は、損害の額に相手方の過失割合をかけた金額になります。例えば、損害が100万円あったとしても、相手方の過失割合が6割のときには、60万円しか請求できないことになります。

過失割合は、事故の態様によって決まります。具体的には、事故現場の様子(交差点かそれ以外の道路か)、車両同士の事故か、歩行者や自転車、バイクなどが関与しているか等の事情により、割合が異なります。