刑事事件

ア 刑事手続の流れ
刑事事件では,警察が犯罪について捜査を行い,事件を検察に送検して,処罰の必要がある場合には,検察官が起訴を行います。この場合には,捜査の状況によっては,数カ月やそれ以上の時間を要する場合があります。

他方,捜査の過程において,逮捕・勾留という、身柄拘束がなされる場合には,以下のような流れになります。

<身柄事件>
(1) 逮捕
(48時間以内)
(2) 送検
(24時間以内)
(3) 勾留
(10日間)
(4)(勾留延長)
(10日間以内)
(5) 起訴
(6) 裁判
(7) 判決
イ 喧嘩になって怪我をさせてしまったのですが,相手は治療費のほか高額の慰謝料を請求しきています。どうしたらよいでしょうか。
相手が正当な損害賠償の金額を理解していないような場合であればやむを得ないのですが,そうではなく,加害者の弱みに付け込んで高額の請求をしている場合には,そのような要求に応じる必要はありません。ただし,相手の請求が高額だからといって何もしないと,不誠実だと警察や検察に見られてしまう可能性もありますので,相手からの高額の請求があったことを示す証拠を残したり,こちらから正当な金額の慰謝料を提案したりといったことが必要になるでしょう。
ウ 国選弁護人というのは,いつ選ばれるのでしょうか。
原則は,起訴されてからということになります。

ただし,勾留されている場合には,特に軽い事件でない限り,国選弁護人がつきます。この場合でも,逮捕されている段階では国選弁護人はつきません。

エ 逮捕されたのですが,保釈はできないのでしょうか。また,保釈金はどれくらい必要ですか。
保釈は,起訴されてからしかできませんので,今の段階ではできません。

なお,保釈金は,資力や犯罪の重大さ等によりまちまちですが,最低でも150万円程度は必要になります。