相続

ア 民法では、相続人はどのように定められているのですか
民法で相続人として定められているのは、(1)子、直系尊属(両親、祖父母等)、兄弟姉妹と(2)配偶者です。

ただし、(1)の相続人に関しては順位が定められています。第1順位が子、第2順位が直系尊属、第3順位が兄弟姉妹で、子がいないときに直系尊属、直系尊属もいないときに兄弟姉妹が相続人になります。

なお、相続のときに子が死亡している場合には、その子が相続人になります(代襲相続といいます。)。また、兄弟姉妹が死亡している場合には、その子(甥、姪)が相続人になります。子も死亡している場合には、孫が相続人になりますが、甥や姪も死亡している場合には、甥や姪の子は相続人になりません。

イ 民法で定められた相続人以外の者に財産を与えることはできますか
内縁の妻のように、亡くなられた方と緊密な関係にある方でも、民法で相続人とされていなければ、相続により財産を取得することができません。

相続により財産を取得させたいのであれば、遺言を作成することをお勧めします。

ウ 遺言は,どのように作成すればいいのでしょうか。
遺言にはいくつかの方式がありますが,よく用いられるのは自筆証書遺言と公正証書遺言です。

自筆証書遺言の場合には,全文を自筆で記載し,日付を記入して,押印する必要があります。偽造,変造の防止のために,ワープロで作成することはできませんし,代筆も認められません。その代わり,簡易,安価に遺言を作成することができます。

公正証書遺言の場合には,公証人に遺言の内容を説明して,遺言を作成してもらうことになります。公証人が作成しますので,本人が記入する必要はありません。また,原本は公証人が保管しますので,偽造,変造の心配もありません。その代わり,作成に手間と費用が必要になります。